台湾

先日の台湾フェアの仕入れでお盆に何日か行ってきました。そもそもなんで台湾かっていうと、昔から仕事で何度も来たことがあって勝手がわかっている唯一の外国ってだけです。初めて訪れたのは入社4年目なので1993年です。高雄の高層ビルに風揺れ止めの装置を入れるプロジェクトでした。台湾は1987年まで戒厳令が敷かれていたので、当時はまだ何となく今の台湾の自由な雰囲気になるまでの過渡期だったんだなとあとから思います。台北の設計会社での初めてのミーティングがブレイクした後、なんか流れで会議室でだらだらお話してた時にあちらのリーダーっぽい人から 「俺の親父は日本語しゃべれるんや。なんでか分かるけ?」みたいなことをえらく挑戦的な目つきで言ってきたのを今でも覚えてます。「あれ?親日国じゃなかったの?」って当時のわたくしちょっと涙目になっちゃいました。で、なんだかんだで採用になってからはしょっちゅう高雄でした。当時台湾で何番目かにデカい財閥が85階建のビルを建てることになったのです。現地での装置製作から据え付け後の調整から性能試験から、いろいろあって1999年に竣工しました。このあと台北の高層ビルのプロジェクトが-とか台湾新幹線のなんとかが-とか書こうとして、ふとこれってジジイのただの回顧録じゃんって気が付いちゃったので、ここでやめます。ちなみに件の高雄のビルは割と早いうちにオーナーが変わっちゃって今では空き家らしいです。google で休業中ってなってます。去年の正月に玄関口まで行ってみたんですけど、入り口がごみ溜めになってました。地元ではだれも T&C Tower とは呼ばず、八十五楼(パースーウーロー)と呼んでます。まんまですね。落ちが無くてすみません。ではまた

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