帰ってきたUL
表家業忙しいー とか言ってるくせに、すきを見てまたもやちゃっかりと家出も決めてる凡夫です。このたびは一泊だけだし車で行くんで楽ちんテントにしようかなと思ったんですが、消すに消せないUL魂が邪魔をしましてミニマリっちゃいました。ご紹介します。今回はUL (衣食)住です。
まずはテントの下に敷くシートです。主な役目は防水ですが冬季は冷えの遮断も兼ねます。皆様はよくナイロンシート、しかも隅にハトメなど施して補強したものをお使いですが、グラム教信者には重すぎます。原理主義者はこれです。タイベックシート 120g。
お家を立てますよ。ツエルトと言って、20デニールのナイロンのペラ布 346g です。おやじがデニールとか言ってるのキモいですね。左右の端に紐がついていて、筒状に丸めて紐を縛ります。風が強かったんで写真ではよくわかりませんね。
この筒の四隅をペグダウンします。いくら風が強くてもここまでできればあとはらくちんです。
ここに歩くときに使ってたトレッキングポールを柱にして立てます。あら奥の方に凡夫号も映り込んでますね。
反対側も立てて、まずいちおうは形になります。でもなんか左右がペコンと凹んでます。このまま中に入ると狭いです。
で、こんなの作りました、繋ぎポール 78g。コーナンで材料揃えて1.5kぐらい。出来合いを買うともっと高いし重いです。
こうなります。ビニールハウスの要領ですね。農業資材とULってわりと共通点あっておもしろいです。
さらに横からも少し引っ張っときます。これで中は広々。
晴れならばこれでもいいんですが、強い雨が降るとこの20デニールは薄すぎて、中は雨が通過した後の噴霧でべしょべしょになります。いつだったか信越トレイルで三晩続けてこの噴霧にやられてからは、+398g を犠牲にして屋根をかけてます。
中にもタイベックを敷いて、はい出来上がり。
タイベック上下 240g, ツエルト346g, タープ 398g, 繋ぎポール78g とここには書いてないけどロープ+ペグで 200g 合計1262g。普通のテントシステムの1/3以下の重さで、まずたいていの雨風はしのげます。
はい、以上ご紹介してまいりました今週の “グラムのしもべ” のお時間でしたが、実はこのたびの家出ではこのシステムで太刀打ちできなかったハプニングがございまして、これを克服するためのシステム改良に本日は一日時間を割いておりました。後日ご紹介させていただきます。